ごあいさつ

私は設計事務所を開設してちょうど20年経ちます。

大学を出て建築設計事務所で8年半修行し、
31才で独立開業しました。

設計事務所は見かけはあこがれの対象になっていたり、
学生の遠い目標になっていたりします。
しかし、実態はなかなかよく分かってないと思います。

20年経ったこの機会に、私の歩んできたことを振り
返ってブログに書いていきたいと思っています。

私の学生時代に、こんなブログがあったらな〜という
視点で書いていきますので読んでくださいね。
posted by 建築人 at 14:41 | 日記

オープンシステム 4

 平成16年1月、オープンシステム(OS)第3号住宅着手。 

高校の同級生S君から電話があった。築20年の現在住んでる
住宅を増改築したいとのこと。
早速お宅におじゃまして話を聞いた。

木造平屋建、32坪の住宅を瓦屋根を残して、ラスモルタルの
外壁、内装材床組を取り、柱も造作部分を取り替えることにな
った。

増築して43坪になる。こんな大規模な木造住宅リフォームは、
私は初めてだった。

施主S氏は、8人の社員を持つボイラーのメンテナンス会社の
社長。すばらしい会社を作り上げている。
今回工事の給排水設備・空調設備・住設設備は施主工事。
彼はほとんど毎日現場に行き、設備工事をしたり工事の様子を
つぶさに見たりして、疑問点や問題点を私に指摘してくれる。

20年前の住宅も設備を施主工事で行い、詳細な工事写真を残
して改修設計の貴重な資料になった。
セミプロ施主である。
S氏は施主参加型のOSにはぴったりの施主だったと思う。

工事は16業種の分離発注になった。
8業種が第2号棟を受注した業者と替わった。
各業種とも2〜3社ずつ見積を取って検討するので、いつも
同じ業者が受注するとは限らない。

建物仕様は、無垢材、銘木を多用し、新建材をほとんど使わず、
既製品もあまり使わない仕様。

外壁はラスモルタルにジョリパット吹き付け。
内部は大部分京ジュラク塗。

浴室は床:黒御影石貼、壁天井:さわら板貼オスモ塗。 
ヒノキ無節の濡れ縁。

すごいのは昔ながらの土間。
施主の要望は、私にとって初めてやることのオンパレードだった。

いい住宅ができた。

初めて見る人は、新築と思ってもリフォームしたとはとても思わ
ないだろう。これからS邸は、植栽が施され、玄関アプローチが
整備され、内部も引っ越し荷物が収まってくると楽しい住まいに
なっていくだろう。

 平成16年9月6日 引き渡し。


その後、古民家再生をオープンシステムで2件手がけることになる。
posted by 建築人 at 08:00 | オープンシステム

オープンシステム 3

 平成14年12月、オープンシステム(OS)第2号住宅着手。 

当社のhpには、『理想的マイホームプラン作成サービス』の
システムがある。そのサービスに申し込みがあった方がゆくゆ
く第2号住宅になるお客様だった。

住宅を建てる場所はI町だが、現住所はU市緑町。
割と近場なのでおじゃましましょうということになった。 

施主のI夫婦は、30歳と29歳の若夫婦。2歳の男の子の
3人家族。

2ヶ月前から宇都宮の某工務店と設計打ち合わせをしている
のだが、満足できる平面プランができず、まとまらない。
インターネットでいろいろ検索して、当社のhpにたどりつ
いたとのこと。

まさに当社のhpは、そうゆうお客さんのニーズに応えるた
めに作ったものだった。又、インターネットを活用している
ので、距離が遠くても問題ないサービスです。

このI御夫婦の場合、距離がオープンシステム業務範囲ぎり
ぎりいっぱい(1時間ちょっと)なので、オープンシステム
の説明もさせていただいた。

なんと、OSでOKとのこと。
私の心は躍り、喜びいっぱいであるが、2ヶ月間打ち合わせ
た相手もいることだし、本当にOSでいいのか時間を取って
よく考えて欲しい旨を話して、価格の見える家づくりPart1,2
 2冊置いてその日は帰宅した。

12月末、I夫婦と契約書を交わして、設計に着手した。  
 
平成15年4月10日、石橋町の現場で地鎮祭を執り行い、
近くのお蕎麦屋さんの2階で契約式を行った。

I夫婦のご両親もお出でになり、緊張の中にも、なごやかな
門出を迎えた。

当日午後、OS第1号のN・T邸の引き渡しを完了し、新た
な気持ちで2棟目の工事に着手した。

 平成15年8月12日 I邸 引き渡し。
posted by 建築人 at 08:00 | オープンシステム
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